医師の一分

アクセスカウンタ

zoom RSS 奈良少年調書流出事件、鑑定医起訴、著者不起訴

<<   作成日時 : 2007/11/04 01:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 1 / コメント 1

奈良の少年調書流出事件、鑑定医を起訴…著者は不起訴
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071102it11.htm
画像 奈良県田原本町の医師(48)方で起きた放火殺人事件を巡り、長男(17)の供述調書などを引用した単行本「僕はパパを殺すことに決めた」が出版された秘密漏えい事件で、奈良地検は2日、長男を精神鑑定した医師崎浜盛三容疑者(49)(京都市左京区)を刑法の秘密漏示罪で奈良地裁に起訴した。
 本の著者でフリージャーナリストの草薙厚子さん(43)については、嫌疑不十分で不起訴処分とした。
 情報源の逮捕という異例の経緯をたどった事件の捜査は終結、崎浜容疑者は保証金300万円で保釈された。
 起訴状によると、崎浜容疑者は昨年8月に奈良家裁から鑑定医に選任され、同10月5日〜15日ごろ、自宅などで計3回、鑑定資料として受け取った長男の供述調書の写しなどを草薙さんに見せた。崎浜容疑者は動機について、「広汎性(こうはんせい)発達障害への誤った認識を解きたかった」などと供述をしているという。
 一方、草薙さんについて、奈良地検は崎浜容疑者と共謀して本を出版した「身分なき共犯」に当たる疑いがあるとして捜査を進めたが、崎浜容疑者が単行本の内容を事前に知らされておらず、共犯関係の立証は困難と判断した。
 草薙さんの取材方法については、外務省秘密漏えい事件の最高裁決定(1978年)が「違法性があるのは社会通念上是認できない場合」などとしており、2人の間に金銭授受などが確認できないため、「正当な取材活動の範囲内」にあたると判断したとみられる。
 崎浜容疑者は保釈後、報道陣に対し、「少年のためと思ってしたことが、結果的にこういうことになり、残念で複雑な気持ちです」と述べた。
 一方、草薙さんは「鑑定医の方はもとより、ご迷惑をおかけした方々には申し訳ない気持ちでいっぱいだが、公権力の介入は許せない」、講談社も「いかなる形であれ、出版・報道に対する公権力の介入は許されない。鑑定医の方に深くおわび申し上げるとともに、社会的責任を果たすべく意義のある出版活動を続けていく」との談話を出した。
(2007年11月2日23時52分 読売新聞)

---------------------------------------
「違法では」講談社内にも不安の声 調書流出問題
http://www.asahi.com/national/update/1103/OSK200711020075.html
2007年11月03日14時03分
 奈良医師宅放火殺人事件をめぐる供述調書問題で、秘密漏示の罪で起訴された崎浜盛三医師は300万円の保釈保証金で保釈を認められ、2日午後6時半ごろ、奈良市の奈良少年刑務所から、弁護人に導かれるように姿を現した。「長男のことを思ってやったことだが、結果的にこんなことになって残念。複雑な気持ち」と報道陣に心境を語った。
 9月に自宅を家宅捜索された時と比べ、若干やつれた様子。鑑定医の仕事は「必然的に距離を置くことになる」と語り、一礼して立ち去った。
 「供述調書を見せて下さい」「いいですよ」
 関係者によると、昨年9月末、京都市内の居酒屋で交わされたというこんな会話が、調書漏洩(ろうえい)問題の発端だった。
 草薙厚子氏が崎浜医師に取材を申し込んだのはこの約1カ月前。旧知の京大教授から、精神鑑定医が崎浜医師だと聞いた草薙氏が紹介を頼み、メールアドレスを教えてもらった。草薙氏は少年鑑別所の元法務教官。97年の神戸連続児童殺傷事件の取材経験などがあった。
 草薙氏と講談社の間で、具体的な出版話が持ち上がったのは11月。供述調書を引用するスタイルや、取り調べ中に長男が書いたとされる直筆の「カレンダー」を使ったカバーのデザインは、「本物の迫力に勝るものはない」として、次々と採用が決まった。
 一方、崎浜医師には出版の具体的な計画は知らされなかった。崎浜医師が本を見せられたのは、本が出荷される数日前だった。調書を引用した内容やカバーに疑問を持ったが、出版中止は求めなかったという。
 講談社内でも、出版への不安はあった。発売間近の5月、関係者が顧問弁護士に見解を聞くと、刑法の秘密漏示罪に触れる可能性があると指摘された。しかし、刷り上がった初版本は書店への出荷を待っており、ブレーキはかけられなかった。関係者の一人は、名誉棄損などの民事訴訟を起こされることは考えていたが、「まさか刑事事件に発展するとは予想もしていなかった」。
 その後、本に引用された供述調書の内容は、奈良家裁が崎浜医師に貸し出した資料と一致。長男らの告訴を受け、地検が強制捜査に乗り出した。
 講談社は医師の逮捕後、ホームページ上で「捜査の目的はメディアの取材活動を萎縮(いしゅく)させることにあり、到底容認できない」と反論。一方、「権力の介入を引き起こしてしまった社会的責任を痛感」と表明し、取材や出版の経緯について検討する調査委員会を設置することを発表した。
 〈草薙厚子氏のコメント〉 鑑定医の方はもとより、ご迷惑をおかけした方々には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、公権力の介入は許せません。

-------------------------------------
調書流出、鑑定医を起訴 著者は不起訴 奈良地検
http://www.asahi.com/national/update/1102/OSK200711020071.html
2007年11月02日22時56分
 家族3人が死亡した昨年6月の奈良医師宅放火殺人事件をめぐり、長男(17)=中等少年院送致=の供述調書などを引用した本「僕はパパを殺すことに決めた」(講談社)が出版された問題で、奈良地検は2日、少年審判で長男の精神鑑定医を務めた崎浜盛三容疑者(49)=京都市左京区=を刑法の秘密漏示の罪で奈良地裁に起訴した。著者でフリージャーナリストの草薙厚子氏(43)は嫌疑不十分で不起訴処分とし、捜査を終えた。
 起訴状によると、崎浜医師は昨年10月5、6、15日ごろ、草薙氏の依頼に応じ、京都市内の自宅やホテルで、長男の成育歴や学校の成績、両親の離婚の経緯などを記した供述調書のコピーなどを見せたほか、自身が作った精神鑑定結果を渡し、医師としての職務で知った秘密を、正当な理由なく漏らしたとされる。
 地検は、草薙氏も崎浜医師の了承のもとで調書を手に入れ、本を出版した「身分なき共犯」にあたる疑いがあると捜査。しかし、崎浜医師は取材内容が公表されることは認識したものの、「調書がそのままの形で引用されるとは思わなかった」と供述したことなどから、「身分なき共犯」の成立は困難と判断した。
 調書を見せるように働きかけたことが教唆犯にあたるかも検討したが、多額の金銭の授受や脅迫など、社会通念を逸脱した行為はなく、過去の最高裁の判例を踏まえ、違法性は問えないと結論づけた。「コピーは取らない」と持ちかけながら調書をデジタルカメラで撮影した行為などは「取材の駆け引きを超える範囲ではない」とした。
 地検は、草薙氏と親交のあった京大教授(49)の自宅なども関係先で捜索したが、崎浜医師のメールアドレスを草薙氏に伝えただけで事件に一切関与していないとして、立件対象にしなかった。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
法務教官
人との付き合いが特に要求される公務員資格があります。 それは、法務教官という資格で、やりがいはある物のやはり人によっては、自分に向いていない資格なので、一度関連の情報を調査してから取得を目指す事をオススメします。 そしてその法務教官という資格ですが、法務省各矯正管区の少年院や少年鑑別所に勤務して、非行を犯した少年に対し、少年を更生して復帰させることを使命とする国家公務員。 受験資格は、@受験年の4月1日で21歳以上29歳未満の者。A21歳未満で、短大、専門学校、職業訓練短期大で専門課程を修了(予... ...続きを見る
資格のすべてを徹底解説,奈良少年調書流出...
2007/12/30 09:58

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
草薙氏とは何者でしょう? 家族のプライバシーを書き散らかし、少年事件に真摯に立ち向かう医師を封じ込めてしまいました。ジャーナリストであれば、情報源の秘匿に細心の注意を払います。訓練を受けたことのない自称「ジャーナリスト」であることは明白です。彼女こそ立件されるべき人でした。
日本の少年事件、精神鑑定に意見を述べることができる貴重な医師が、この事件で意欲を削がれず、物申し続けて欲しいです。崎浜さん、がんばって。
もー
2007/11/28 05:29

コメントする help

ニックネーム
本 文
奈良少年調書流出事件、鑑定医起訴、著者不起訴 医師の一分/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる