医師の一分

アクセスカウンタ

zoom RSS 東京都北西部と埼玉県南西部の小児医療を守るための小児科医共同声明

<<   作成日時 : 2012/01/30 20:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

東京都北西部と埼玉県南西部の小児医療を守るための小児科医共同声明
日本大学練馬光が丘病院 小児総合診療科診療准教授 橋本光司
志木市民病院 病院長・小児科部長 清水久志
大泉生協病院 病院長・小児科部長 齋藤文洋
国立埼玉病院 小児科部長 上牧 勇

2012年1月25日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp
--------------------------
 練馬区の日本大学練馬光が丘病院(以下、日大光が丘病院)撤退、および志木市の志木市民病院からの小児科撤退により、4月以降の東京都北西部から埼玉県南西部に及ぶ広域の小児救急医療崩壊が避けられない状況になっております。
 日大光が丘病院と志木市民病院が都北西部と県南西部において、小児救急医療で果たしてきた役割は非常に大きく、日大光が丘病院は小児科常勤16名で年間8,000〜10,000人の小児救急対応し、志木市民病院も現在年間約12,000人の小児患者に対応しております。また小児科病床もそれぞれ34床、45床、同一医療圏の順天堂練馬病院は24床、国立埼玉病院は26床であることを考えると、日大光が丘病院と志木市民病院小児科の撤退で地域全体の60%もの小児病床がなくなることなります。これは非常に重大な事態で、患者搬送の遅滞による大事故や病院小児科のドミノ倒しに発展しかねません。
 練馬区は日大光が丘病院の後継として、「日大と同等およびそれ以上」「小児科医15名」という公約のもと、日大存続を諦め、地域医療振興協会(以下、協会)を選定しました。しかし、日大光が丘病院の引き継ぎ関係者によると、平成24年1月18日に開催された日大小児科から協会小児科への引き継ぎには、協会側からは小児科医師は1人も現れず、代理人と称する他病院医師と協会側の引継ぎ責任者の2人が現れ、協会は日大が果たしてきた小児医療機能を引き継ぐつもりはないとまで明言されたと聞いております。また他の複数の診療科でも同様に、協会側の医師体制が整わず引き継ぎ業務が事実上、とん挫していることを確認しております。
 このような実態は限られた医療関係者が知るのみで、このまま4月を迎えれば、医療現場そして患者さんに多大な混乱と後退が避けられません。私たちは強い危機感を持って現状を広くお伝えするとともに、都県境を超えた小児救急医療体制を守るために、東京都、練馬区をはじめとした関係機関が責任ある対応を早急に取るよう強く求めます。


--------------------------------------------------------
志木市立市民病院:「3小児科医を慰留する」 異動延期へ長沼市長 /埼玉
http://mainichi.jp/area/saitama/news/20120126ddlk11040285000c.html
画像 志木市立市民病院(同市上宗岡)の小児科入院医療休止問題で、同市の長沼明市長は25日の定例の記者会見で、4月から別の病院に異動する予定となっている3人の小児科医について、異動を延期してもらうよう「慰留したい」との方針を示した。この方針は3医師にも移籍先の病院にも伝えておらず、交渉はこれからだとした。
 清水久志・病院事業管理者ら3医師は、4月から和光市の菅野病院に移籍し、小児救急医療を続ける意向だ。ただ、菅野病院が4月に確保できる小児病床は10床程度。市民病院小児科(45床)と同等の病床確保には順調でも1年前後かかるとみられ、その間の小児救急患者の収容先が課題となっている。
 市長は「(小児救急の混乱を避けるため)4月以降も何とか市民病院で対応したい。清水管理者には非常勤、他の2医師には常勤で(暫定的に残ってもらうよう)慰留したい」と話した。
 市長は、県立小児医療センターから市立病院への常勤医派遣を知事に要望した。しかし知事は24日に「常勤医の派遣は無理」と公式に発言。これに対し市長は25日、「(知事から)医師確保に協力するとのお言葉を頂いたので」と言葉を濁し「(3医師の)慰留も含めて県に医師確保をお願いしたい」とした。【高木昭午】
毎日新聞 2012年1月26日 地方版

-----------------------------------------------------
志木市民病院問題 救急入院休止 暫定回避へ
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20120127/CK2012012702000061.html
2012年1月27日 東京新聞
 常勤医三人の退職で志木市立市民病院の小児科入院や夜間救急が四月から休止する可能性が出ている問題で、長沼明市長と地元の朝霞地区医師会、県などは二十六日夜、会合を開き、暫定的に三人の市民病院勤務を継続し、休止を回避することで合意した。地域医療に悪影響を与えることから歩み寄ったとみられる。 (上田融)
 会合では、市民病院を退職して和光市の菅野病院に就職が決まっている常勤医三人が、同病院の小児入院の本格稼働まで勤務を継続することで合意。ただ本格稼働は早ければ今夏にも行われるという。会合後、長沼市長は「医師会や周辺自治体の協力で、四月以降も小児救急医療に対応できることになった。感謝する」と話した。
 志木市民病院の小児科医療は、赤字や運営方針の違いなどから昨年八月、市長が小児科医の院長に雇用継続しない旨を通告。残り二人も退職を決めた。市が医師会と対立したこともあって常勤医確保が困難になり、市は今月十六日に休止を表明した。
 だが同病院は年間一万二千人の子どもが入院し、重症の小児の手術などを行う拠点病院。地域医療への影響が避けられず、上田清司知事や周辺自治体の首長による懸念表明や存続要望が相次ぎ、市民から不安の声も多数あった。周辺自治体は同病院の赤字穴埋めのため、最大で毎年九千万円の財政支援を決めた。
 こうした事態を受け、長沼市長が二十五日、医師会に三人の勤務継続を要請し、双方が大筋で合意した。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
東京都北西部と埼玉県南西部の小児医療を守るための小児科医共同声明 医師の一分/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる