世界最大の原発基地・柏崎刈羽原発を直下型地震が襲う!(7)白波、あふれる水 核燃料プール

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白波、あふれる水…使用済み核燃料プールの映像公開

http://www.asahi.com/special/070716/TKY200707240568.html
2007年07月25日03時05分
画像 東京電力柏崎刈羽原子力発電所は24日、新潟県中越沖地震発生前後の3号機の使用済み核燃料プールの監視ビデオ映像を公開した。
写真地震の揺れで3号機の使用済み燃料貯蔵プールから、放射性物質を含んだ水があふれる映像が公開された=24日午後7時32分、新潟県柏崎市で
 16日午前10時11分11秒(ビデオの時計による)には静かだったプール表面は、同17秒、白波がたち始め、その後、大波となってプールのへり(約40センチ)を乗り越えて、外にあふれ出した。
 東電によると、同プールには01年3月にベルギーから搬入されたMOX燃料28本が収められていたため、監視ビデオを設置していたという。

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中越沖地震:柏崎刈羽原発トラブル 放射能含む水あふれる映像--東電が公開
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/20070716/news/20070725ddm002040013000c.html
 東京電力は24日、中越沖地震の影響で柏崎刈羽原発の使用済み核燃料プールから微量の放射能を帯びた水があふれる瞬間の映像を公開した。
 公開されたのは3号機のビデオ画像で、6秒おきに記録されている。水面が白く波打ち、水面からの高さが約1・4メートルある壁を越えて周囲の床に水がたまっていく様子がわかる。
 同様のトラブルは同原発1~7号機のすべてで発生したが、ビデオ記録があるのは、プルサーマル計画が一時浮上した3号機だけという。外部への放射能漏れがあった6号機のビデオはない。
 動画はMSN毎日インタラクティブで公開している。【関東晋慈】
毎日新聞 2007年7月25日 東京朝刊

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柏崎原発、放射能漏出の恐れ13件も…5件は詳細不明
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070725it07.htm
 新潟県中越沖地震で被害を受けた東京電力の柏崎刈羽原子力発電所で、放射性物質の放出につながりかねないトラブルが、実際の漏出2件のほかに13件あり、そのうち5件では詳細が依然としてつかめていないことが25日、東電のまとめでわかった。
 13件のうち、排気ダクトのずれや消火配管の破損による水の大量流れ込みなど6件は、同日現在、復旧作業に取りかかれていない。
 原子炉建屋内などの空気を吸い出して主排気筒に接続するダクトのずれが五つの建屋で見つかった。稼働中に被害を受ければ、放射能を帯びたガスの漏出が懸念される部分だが、高所にあるため余震発生の危険から足場を組んで直接点検ができず、今回の地震による放射能の有無など詳しい状況は確認できていない。
 また、1号機では、消火系配管の損傷で複合建屋地下5階の放射線管理区域を含む部分に最大2000トンの水が流れ込み滞留した。放射性物質の量は検出できないほどわずかだが、これほど大量の水は想定外で、排気ダクトのずれ5件とともに、復旧の見通しは立っていない。
 現実の放射能漏れは、これまでに2件確認された。地震の揺れで6号機の使用済み燃料プールからあふれた水の一部が非管理区域に漏れだし、最終的に微量の放射性物質が海に流出。7号機の排気筒からは、原子炉の緊急停止後の操作手順ミスで、微量の放射性物質が放出された。ただ、原発敷地内や放水口周辺に設置された監視装置では検出されておらず、いずれも人体に影響ない濃度に薄まっていたとみられる。
 使用済み燃料プールからの水漏れは全7基で発生し、24日までに4か所で除去が完了した。
 東電によると、主な目視による点検は終わり、より細かな部分の点検を現在進めている。同原発には約1200人の社員が常駐しているが、地震で自宅が被災した社員も少なくなく、「現在は600~700人程度しか出勤できない状態」(東電広報)という。
 同原発では、これまでに、この13件や漏出の2件を含む計64件のトラブルが確認されている。64件中には、24日になって新たに見つかった6号機原子炉建屋のクレーン損傷もあるうえ、原子炉の炉心部分の調査は手つかずの状態で、被害の全容はつかめていない。
(2007年7月25日15時17分 読売新聞)

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柏崎原発6号機、水ふき取る作業員 核燃料プール公開
http://www.asahi.com/national/update/0725/TKY200707250318.html
2007年07月25日15時04分
 重量310トンの巨大クレーンが原子炉格納容器の真上で故障していた――。東京電力柏崎刈羽原子力発電所は25日、新潟県中越沖地震で被災した施設のうち、放射性物質を含んだ水が外部の海に漏れ出すなどのトラブルがあった原子炉6号機の建屋の内部を報道陣に公開した。
写真6号機の使用済み燃料貯蔵プール(中央右側)周辺の「除染作業」をする作業員。プールの左側でシートがかぶせられているのが原子炉格納容器。手前に見えるのは回収用の袋=25日午前11時12分、新潟県柏崎市で
 核燃料を出し入れするなどの作業が行われる区域「オペレーティングフロア」では、地震の激しい揺れで使用済み核燃料の貯蔵プールからあふれた水などを、数人の作業員が紙ぞうきんでふき取る除染作業を続けていた。回収した放射性物質を含んだ水を詰め込んだ100個以上の袋が並ぶ。
 脇には、厚さ約2メートルの巨大なコンクリート製のふた(総重量700トン)が横たわっている。
 東電の説明では、6号機は16日の地震発生時、7月末の稼働に向けた準備・点検中だった。核燃料を装填(そうてん)した原子炉格納容器を覆うコンクリート製ふたを閉める作業の直前だった。このため、車軸が折れて故障したクレーンは、ごみなどが入らないようにシートをかぶせただけの格納容器の真上に止まったままだ。
 公開前の午前7時前にも大きな余震があった。幅35メートル、高さ6メートル、奥行き12メートルの緑色の大型クレーンは、余震が続く中、復旧作業を始めるめどはたっていない。コンクリート製ふたや内側の格納容器のふたをつり上げるのに必要な装置で、現時点で炉内の安全を直接確認することができない。
 原子炉内は現在、どのような状況にあるのか。東電担当者は答えた。「原子炉内を循環している水を分析しているが、放射性物質の量は異常値を示していない。核燃料に損傷はないと考えている」

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