無免許医師が県立病院に着任予定/岩手 医師不足

着任予定の“医師” 実は無免許
5月9日 16時26分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100509/t10014323461000.html
画像 医師不足が深刻な岩手県の県立病院に着任する予定だった44歳の女が、医師免許を持っていないことがわかり、医師法違反の疑いで警察に逮捕されました。
 逮捕されたのは、自称、大阪市在住の無職、一宮輝美容疑者(44)です。医師不足が深刻な岩手県では、宮古市の県立宮古病院で、おととしから循環器科の常勤の医師が不在になっています。病院などによりますと、おととしの秋ごろ、一宮容疑者から「テレビ番組で岩手県の医師不足の現状を知り、ぜひ手助けしたい」と連絡があり、院長などが3回にわたって面接して採用を決めたということです。ところが、一宮容疑者がファックスで送ってきた医師免許の写しに、厚生労働大臣の印鑑がないことなどを不審に思った担当者が、以前、勤めていたという大阪の病院に問い合わせたところ、勤務の実績がないことがわかったということです。相談を受けた警察が、10日の着任を前に岩手県を訪れた一宮容疑者から事情を聴いたところ、医師免許を持っていないことを認めたことなどから、医師法違反の疑いで逮捕しました。警察は、事件の背景などについて、一宮容疑者を調べるとともに、循環器科の医師としていっしょに着任する予定だった38歳の男も医師免許を持っていない疑いがあるとみて事情を聞いています。岩手県立宮古病院の菅野千治院長は「詳しい医療知識があったので、着任で合意した。常勤の医師が確保できたと思っていただけに残念だ」と話しています。

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「常勤医いない…」テレビで窮状知り、免許ないのに手助け志願
2010.5.9 16:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100509/crm1005091628008-n1.htm
 医師不足に悩む岩手県宮古市の県立宮古病院で、10日着任する予定だった男女2人が、医師免許を持っていなかったことが判明。県警宮古署は8日夜、医師法違反の疑いで、自称・大阪市在住の無職、一宮輝美容疑者(44)を逮捕し、男(38)からも事情を聴いている。一宮容疑者は容疑を認めているという。
 宮古署によると、一宮容疑者の逮捕容疑は、8日夕、宮古市内で宮古病院の職員に対し、医師免許がないのに医師と偽った疑い。
 同署や病院関係者によると、一宮容疑者は平成20年11月、テレビ番組で循環器医がいない病院の実情を知り、勤務を名乗り出た。「大阪大医学部出身で大阪市内の赤十字病院の救急専門医だ。手助けしたい」とうそをついていたという。
 宮古病院や県医療局によると、面接などを経て2人の採用を決めたが、2人は免許提示を求めても、「職場に置いてある」などと出し渋っていたという。また「もめるから大学に照会するな」「患者とトラブルがあり勤務先は自分の氏名を公表しない」とうそを繰り返し、発覚を逃れていた。
 病院に免許のコピーが届いたのは今月6日。ところが、登録当時の厚生相の公印がなく、医政局長の氏名も別人だった。通報を受けた宮古署は、2人が“着任”のため市内のホテルに投宿した8日、事情聴取を行った。
 菅野千治院長は「詰めが甘かった。住民の高い期待を裏切る結果となり申し訳ない」と話している。
 宮古病院は約3年前から循環器の常勤医がおらず、心臓疾患の救急患者は、約2時間かけて盛岡市に搬送されている。

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医師不足の県立病院に「私は医師」 実は無免許容疑
http://www.asahi.com/national/update/0509/TKY201005090284.html
2010 年5月9日22時38分
 無免許にもかかわらず医師をかたったとして、岩手県警は9日、自称大阪市天王寺区上本町5丁目の無職、一宮輝美(いちみや・てるみ)容疑者(44)を医師法違反の疑いで現行犯逮捕したと発表した。2007年7月から循環器科の常勤医がいない岩手県立宮古病院(同県宮古市)に「婚約者と2人で医師として常勤する」と申し入れ、病院側は10日付での採用を決めていた。
 菅野千治院長や県によると、一宮容疑者は「テレビの報道番組で病院の窮状を知った。手助けしたい」と申し入れてきたという。菅野院長は「医学用語を交えて話す姿に医師だと信じてしまった。住民の期待を損ねる形となり申し訳ない」と話した。
 県警の発表によると、一宮容疑者の逮捕容疑は、8日午後6時半ごろ、宮古市内で菅野院長らの面接を受けた際、免許をもっていないのに「私は医師だ」と申告したというもの。
 一宮容疑者は09年末から先月にかけ、菅野院長らと3回面談した。しかし、4月30日に一宮容疑者がファクスで送ってきた医師免許証に厚生労働大臣印が押されていないなど不審な点があり、病院側が県警に相談していた。県警の調べでは、一宮容疑者に病院での勤務歴はないという。 医師法は、医師でない者が医師と名乗ったり、紛らわしい名称を使ったりした場合に50万円以下の罰金を科すと定めている。県警は、一宮容疑者の「婚約者」の男性も同法違反の疑いがあるとみて調べている。

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ニセ女医の要望スンナリ、病院200万円支出
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100510-OYT1T00688.htm
 岩手県立宮古病院に循環器科医として着任するはずだった女性が無資格だったとされる事件で、医師法違反容疑で宮古署に逮捕された一宮輝美容疑者(44)の要望で、病院が職員公舎をリフォームして家電製品を購入するなど計約200万円を支出していたことが10日、病院関係者への取材でわかった。
 病院は、県とも協議した上で県警に被害届を出す方針。
 病院関係者によると、公舎には一宮容疑者と、やはり医師として勤務する予定で婚約者と名乗る男性(38)が住むことになっていた。内装などをリフォームしたほか、一宮容疑者に「いろいろそろえてほしいものがある。体質的に寒さに弱いのでストーブがほしい」などと要求され、ストーブを各部屋に設置し、テレビをカタログで選ばせた。
 これとは別に、一宮容疑者と男性を2月上旬に宮古市に呼んで面談した際はホテルを用意し、交通費・日当として計10万3440円の現金を手渡した。さらに2人を市内のすし店で接待し、病院が5万1800円を支払ったという。
(2010年5月10日15時53分 読売新聞)
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宮古病院、十分な確認怠る
「婚約者」も着任寸前
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20100510-OYT8T00059.htm
 宮古市崎鍬ヶ崎の県立宮古病院(387床)に、循環器科の医師をかたって勤務しようとしたとして、医師法違反(名称の使用制限)容疑で自称大阪市の無職一宮輝美容疑者(44)が逮捕された事件で、一宮容疑者は、婚約者と名乗る男性(38)と、10日の着任を控え、同市に到着したところだった。医師不足に焦る病院や県医療局は、十分な確認を怠ったまま信じてしまい、着任寸前まで話を進めた。一宮容疑者は宮古署の調べに「自分が計画を考えた」と供述。同署は動機を調べるとともに、男性からも事情を聴いている。
 同病院などによると、今月6日、免許のコピーがファクスで届いたが、公印がなく、当時の厚生省の担当局長名が違うなど不審な点が目立った。前任地とされる病院の勤務実績も確認できなかったため、翌7日に、県医療局を通じて県警に相談した。
 病院によると、一宮容疑者から最初に連絡があったのは2008年11月頃。「医師不足を報じたテレビ番組を見た。手助けしたい」と電話してきた。院長が「1人ではなく2、3人雇いたい」と伝えると、間もなく「婚約者がいるので2人で行く」との返事が来たという。
 その後、一宮容疑者が「父親が亡くなった」などとして院長との面談希望を拒んだため一時連絡が途絶えたが、09年秋には、一宮容疑者は「別の婚約者ができたが、同じく循環器科医なので、一緒に宮古病院に行く」と伝えてきた。
 病院側は面談の席などで再三医師免許の提示を求めたが、一宮容疑者は拒絶。前任地を大阪市内の病院と偽った上、院長の前で、この病院から電話がきたふりをしたという。
 事件を知った宮古市西町の自営業男性(61)は「資格のない人が診察していたらと思うとぞっとする」と憤った。元宮古病院内科科長で、前宮古市長の熊坂義裕氏(58)は「病院側が、どんな技量を持っているのかわからない人たちと、独自に交渉していたのがそもそもの原因。県が早い段階で資格をチェックしていたら、こんな恥ずかしいことにはならなかった」と指摘した。
(2010年5月10日 読売新聞)

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医師装った容疑で女逮捕 岩手、着任直前に発覚
http://www.47news.jp/CN/201005/CN2010050901000788.html
 岩手県警宮古署は9日までに、県立病院の採用で医師免許がないのに医師に成り済ましたとして、医師法違反の疑いで自称大阪市天王寺区の無職一宮輝美容疑者(44)を現行犯逮捕した。
 岩手県宮古市では医師不足が深刻化している。県によると、一宮容疑者は3度の面談を経て10日に宮古市の県立宮古病院に着任予定だった。2008年11月、病院側に「テレビの報道番組で宮古市が医師不足と知った。地域医療に興味がある」などと応募の理由を説明したという。
 逮捕容疑は8日午後6時半ごろ、宮古市内で同病院職員に対し循環器科の医師を装った疑い。容疑を認めているという。
 一宮容疑者が事前に提出した医師免許証の写しに厚生労働大臣の印がないなど不審な点があることに病院職員が気付き、県警に相談して発覚した。
 同病院では07年7月以降、常勤の循環器科医師が不在で常時、医師を募集していた。
2010/05/10 00:59 【共同通信】
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逮捕の女が主導か 宮古・医師法違反事件
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20100510_3
 宮古市の県立宮古病院(菅野千治院長、387床)循環器科に着任予定の男女2人が無免許だったとされる医師法違反事件で、宮古署は9日、同法違反の疑いで現行犯逮捕した女へ本格的に取り調べを始めた。県警は犯行について、女が主導していたものとみて、共に同市に訪れた自称38歳の男からも引き続き任意で事情を聞いている。
(2010/05/10)岩手日報

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ニセ医者に困惑 「つけ込まれ、反省」岩手県立宮古病院
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100510t33037.htm
 着任寸前の医師がニセ医者だとして医師法違反の疑いで逮捕された事件で、被害に遭った岩手県立宮古病院と県医療局は9日、事件の把握と対応に追われた。
 宮古病院などによると、逮捕された一宮輝美容疑者(44)と、共犯の疑いのある男性(38)は大阪大医学部出身を名乗り、大阪市の日赤病院の循環器科に勤務していると話していた。医師免許の提出を求めると、「患者とトラブルがあり、弁護士の指示で出せない」などと拒んでいた。
 病院側の実害は公舎のリフォームや家財購入にかかった約200万円と、下見の際の交通費・宿泊費など約10万円。2人は結婚する予定ということで、公舎は1室のみ。準備金などの金銭要求はなかった。
 一宮容疑者らの経歴照会について、宮古病院は大阪大や日赤病院に確認していなかった。「病院は医師の個人情報を教えない」(東山昭事務局長)というのが理由で、2人の機嫌を損ねたくないとの配慮もあった。
 県医療局によると、医師の採用は通常、各病院が個別に医師側と接触。今回の交渉の進め方に落ち度はなかったとみている。
 ただ医師不足という弱みにつけ込まれた事態に関係者はショックを隠さない。交渉に当たった宮古病院の菅野千治院長(63)は「だまされて怒りを覚える。医師が欲しいというこっちの甘さ、気持ちにつけ込まれて反省している」と謝罪した。
 県医療局の田村均次局長は「あってもらっては困る事態だ。(免許確認の)詰めるタイミングが遅かったかもしれない。医師が来ると思って喜んでいた地域の人たちをがっかりさせてしまい、申し訳なく腹立たしい思いだ」と話した。
 一方、山本正徳宮古市長は「残念の一言。市民のショックも大きい。県立病院だから医師免許の確認は当然していると思ったが、確認が遅かった」と悔しがった。
2010年05月10日月曜日 河北新報
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医師詐称、容疑の女逮捕 県立病院採用の直前 宮古署
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/05/20100510t33019.htm
 岩手県立宮古病院が勤務医として採用しようとした女が、医師免許がないのに医師を名乗ったとして、宮古署は9日までに、医師法違反(名称の使用制限)の疑いで、自称大阪市、無職一宮輝美容疑者(44)を現行犯逮捕した。同署によると容疑を認めているという。
 逮捕容疑は8日午後6時半ごろ、宮古市内で、医師免許の有無を確認しようとした病院職員らに対し、医師の免許を持たないのに医師であると名乗った疑い。
 宮古署などによると、一宮容疑者は10日に病院の循環器科に着任予定だった。事前にファクスで送信してきた医師免許の写しに厚生労働大臣の印がなかったり、国家試験の年次と実施回数が合っていなかったりしたことから、病院側が同署に相談していた。同署は偽造有印公文書行使などの疑いもあるとみて調べている。
 宮古病院の説明では、一宮容疑者は2008年11月下旬、テレビ番組で宮古病院の医師不足の特集が放映された翌日に病院へ「何か手伝いができるかも」と電話をかけてきた。病院側と電話やメールで頻繁にやりとりした後、昨年12月には菅野千治院長が大阪で面談。今年2月には同容疑者に宮古へ来てもらい、内々に採用する意思を伝えたという。医師免許や住民票の提示は何度も求めたが、拒まれていた。
 宮古病院などによると、一宮容疑者との交渉には自称大阪市の男性(38)も同席。男性は10日付で一宮容疑者と一緒に循環器科の医師として着任する予定だった。宮古署は医師法違反などの疑いもあるとみて裏付けを進めている。
 宮古病院(387床)は宮古市を中心とする地域医療圏の基幹病院。診療体制は全19科(常勤医29人、研修医5人)で、循環器など3科は常勤医不在になっている。
2010年05月10日月曜日 河北新報

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ニセ女医事件、病院は医師検索システム知らず
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100512-OYT1T00074.htm
 岩手県立宮古病院に医師として着任予定の一宮輝美容疑者(44)が無資格だったとして医師法違反容疑で逮捕された事件で、インターネットで医師資格の有無を確認できる厚生労働省のデータベースの存在を病院が知らなかったことが11日、わかった。
 病院は、一宮容疑者の希望した家電製品購入などに約200万円を支出したが、着任直前に無資格と気付いた。データベースを活用していれば、多額の公費支出を防げた可能性があり、県のチェック態勢のあり方が問われそうだ。
 厚労省のデータベースは2007年度に開設され、医師法で義務づけられている2年に1度の届け出をしている医師を網羅している。姓名を打ち込めば、医師免許の有無や免許取得年が表示される仕組みで、だれでも使用できる。異体字や旧字体は、そのまま入力する必要があるが、医師免許がなければ、「条件に該当する医師等は検索できません」との表示が出る。
 県立宮古病院の事務局長は11日、「私たちは、そもそもそのシステムを知らなかった」と述べた。
 県医師支援推進室は、同病院からの相談を受けた今月7日、このデータベースを使って調べた。すると、一宮容疑者は該当がなく、一緒に着任するとされていた「婚約者」を名乗る男性(38)は、同姓同名が数件ヒットしたという。
 一宮容疑者とのやりとりは約100回のメールや電話で進められた。一宮容疑者は「村井」と名乗り、実名は今年1月に明かした。「患者に暴力を振るわれた」などと説明して、名刺や履歴書は出さなかった。
 病院幹部は「頭の片隅でおかしいとは思ったが、宮古に来てくれる貴重な先生だから、確認は最後で良いと思った」と明かした。
 民間の医療人材紹介会社キャリアブレインの吉岡政晴会長(40)は「偽医師の問題があるので、このデータベースで必ず確認している。このシステムを知っていれば今回の事件も防げたのではないか」と話している。
(2010年5月12日03時04分 読売新聞)

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ニセ医師、偽造免許の局長・大臣名は同一筆跡
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100513-OYT1T00100.htm
 岩手県立宮古病院に医師として着任予定だった一宮輝美容疑者(44)が無資格だったとして医師法違反容疑で逮捕された事件で、一宮容疑者が病院に送った医師免許証は、それぞれ自筆のはずの厚生大臣名と担当局長名の筆跡が酷似しているなど、ずさんな作りだったことが12日、病院関係者などの話で分かった。
 宮古署は公文書偽造などでの立件が可能か慎重に調べている。
 同病院によると、送られてきた免許証は、一宮容疑者と、同時に着任予定だった男(38)の分の2枚。4月30日深夜にファクスで届き、今月6日朝、出勤してきた職員が気付いた。
 免許証2枚の大臣名、局長名を見たところ、2枚で計4人分の名前の筆跡が、すべて同じ人が書いたように酷似しており、職員は女性らしい字に見えたという。どちらの免許証にも公印が押されておらず、局長名が合格当時とは違うものもあった。合格した年の医師国家試験の回数も違っていた。
 免許証を巡っては、病院側が一宮容疑者に対し、面談時に持参したり、後日に郵送したりするよう、繰り返し要求したが、一宮容疑者は「コピーを取る暇がなかった」などと着任間近まで提出しなかった。
 実物を見た病院幹部は、「素人目で見ても同じ人が書いたとわかる。免許を見慣れてる我々をごまかせるはずがない。なぜ最後にこんな詰めの甘さを見せたのか」と首をかしげる。同署は、これらを一宮容疑者が作ったとみて、作成方法や基となる免許証の入手経路を詳しく調べている。
(2010年5月13日07時06分 読売新聞)

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