福島第1原発の上空放射線量は通常の数倍/福島大調査

福島第1原発:上空放射線量、通常の数倍も 福島大調査
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110512k0000m040087000c.html
画像 東京電力福島第1原発事故で、福島大は11日、上空の放射線量調査結果を公表した。大学上空0.9~2.6キロで高い放射線量が観測され、現在も原発から放射性物質の漏えいが続いていることが確認された。高度6~8キロでは、これまでの漏えい分が滞留している可能性が高いという。
 4月15~29日、気球型の気象観測装置を上空約25キロまで飛ばして測定した。約5メートルごとにガンマ・ベータ線を測り、15日間の平均値をまとめた。その結果、ガンマ・ベータ線が高度0.9キロ、1.8キロ、2.6キロで、100cpm(cpmは1分当たりの放射線量を示す単位)前後と通常の数倍の値だった。原発の放射性物質が、風に乗って約60キロ離れた大学上空に来ているとみられるという。また、高度8.2キロでもベータ線が506.6cpmに達し、放射性物質が地上に降りず漂っているとみられる。
 調査を担当した渡辺明副学長(気象学)は「値は低く、雨で落ちてきても健康に影響はない。放射性物質は気流で運ばれるため、地表付近では放出量が分からない。国の責任で、原発周辺の上空の観測をする必要がある」と話している。【関雄輔】
毎日新聞 2011年5月11日 20時35分

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック